宮下博満（宮下農場合同会社 代表社員）
野辺山営農ソーラー発電所
ソーラーシェアリング
太陽の恵みを農業と発電でシェアする地域資源の新しい活用方法
農作物をつくりながら、電気もつくる。それが、ソーラーシェアリングと呼ばれる新しい農業とエネルギーのあり方です。
農地で従来通りの農作物を育てながら、その上空約3〜4mに藤棚のように架台を設置して、太陽光パネルを並べ、太陽の光を農作物とエネルギーで分け合います。つまり、ひとつの土地で農業と発電事業を両立することができるのです。
野辺山営農ソーラーは、地元の若手農家とさまざまな関係者の協働により、長野県内でも先駆的に実現した営農型太陽光発電事業です。
事業体制について
野辺山営農ソーラーは、5つの主体がそれぞれの役割を果たすことで実現した協働事業です。
農業について
太陽光発電所の下では、地元の若手農家が中心となって、花き種苗の育成とほうれん草の栽培をおこないます。
土屋梓（株式会社アグレス 代表取締役社長）
南牧村野辺山で農業を営む土屋家の末っ子長男。 小さい頃から畑、農作業が好きで小学校の卒業文集に「日本一の農家になりたい」と書いたほど。父が法人化したアグレスに入社。主に栽培を担当、2017年から代表に就任。
発電事業について
八ケ岳を臨む約3,500㎡の農地の上空で、1,500kWの太陽光発電が一般家庭300世帯分相当の電気を生み出します。
| 事業者 | 野辺山営農ソーラー株式会社（代表取締役 宮下博満） |
| 事業内容 | 太陽光発電事業（固定価格買取制度による全量売電） |
| 事業立地 | 長野県南佐久郡南牧村野辺山字喜峯ヶ丘 |
| 用地面積 | 約35,419㎡ |
| 発電出力 | パネル出力 1,611.53kW（JAソーラー製） パワーコンディショナー出力 1,500kW （ファーウェイ製） |
| 資本金 | 2,900万円 |
